先日の七夕の日に、香道の先生が主催する「夏の香席・七夕の会」に参加してきました。
いつものシンプルな茶室風のお部屋ではなく、七夕の特別な飾り付けをした空間で、七夕の由来や日本古来の七夕の楽しみ方などのお話を聞くことが出来ました。
七夕は「女性の願いを叶える祭り」と言われ、女性が普段使う物、例えば、お裁縫道具やまな板、野菜、そして女性のたしなみとして大切な筆やすずり、お琴などが可愛らしく飾りつけされています。
七夕と言えば、織姫と彦星が天の川を渡り、年に一度逢うことができるというお話。
漠然としたイメージで、「愛し合う二人が一年に一度しか会えない切ないお話」と勝手に思い込んでいたのですが、どうもちょっと違うようです。
七夕のいわれには諸説あると思いますが、ものすご~く簡単に説明すると・・・
元々勤勉で真面目だった織姫と彦星が結婚したのですが、結婚すると二人で遊んでばかりいて働かなくなってしまった為、織姫の父である神様が怒って二人を引き離し、ちゃんと働いたら一年に一度7月7日の夜だけ逢わせてあげる、という話とのこと。
。。。。えっ、何かイメージと違う。。。。
とはいえ、昔の雅な方々が「七夕の節句」として、星を愛でながら、和歌を詠んだり、華道を楽しんだり貝合わせをしたり、そして香道を楽しんだりする大切な日であったようです。
この日は「星合香」という組香を体験しました。
七夕にちなんで七種類のお香の中から、二つ香りを当てるのですが、私の結果は一つだけしか分かりませんでした。。。あはは(^_^;)
普段はお稽古の準備とお片付けだけで、あまり先輩方とゆっくりお話しする時間がないのですが、この日はお点前の後にお茶の時間があり、先生や先輩方とお話しができてとても楽しい時間を過ごすことができました。
まだまだ初心者で、お作法を覚えるだけでいっぱいいっぱいの私ですが、いつかお着物を着て、このような香席に参加できるようになれたらいいなと思っています。
お手入れの行き届いた、とても美しいお庭のお寺でした♡