昨日、我が家の近辺で3時間ほど電気工事のための停電があったのですが、思っていた以上に大変でした。
3時間ぐらいなら呼吸器を使っているわけでもないので、そんなに気にすることないかな~と気楽に考えていたのですが、介護生活では色々困ったことがありました。
まずベッドの高さを変えられない。
普段父が寝ている時は、私たちがお世話をしやすいようにベッドを高くしているのですが、車いすに移乗する時はベッドのふちに腰を掛けられるように低くする必要があります。
この高さを変えられないのは困るぅ。。。
とりあえず、停電前に車いすに移乗できる高さにしておきました。
また寝ている時ちょっと頭を高くする機能も停電では使えません。
困るぅ。。。
床ずれ防止のエアマットが使えない。
父は寝ている時間が多いので、床ずれができないようにエアマットを使用しています。
エアマットというのは、一定時間ごとに空気圧を変えてくれる、とっても便利なマットです。
電源が入っていなくても、エアマットがペッタンコになることはなかったのですが、時間がたつにつれしぼんできてしまい困りました。
吸引器が使えない!
これは本当に困りました。
父は自分で痰をうまく出せないので、唾液などの誤嚥を防ぐために、頻繁に吸引器で痰を取っています。
3時間ぐらい大丈夫かな、と思っていたのですが、どうも痰が多かったようで、時間がたつごとにゼロゼロしてきてしまい、本当に辛そうでした。
「もうちょっと頑張ってね!」と声をかけながら、背中をさすったりしていたのですが、あと30分、20分と停電が終わるのが待ち遠しかったです。
ようやく停電が終わり、吸引器ですっきりして、エアマットも稼働して、快適にぐっすり寝てくれました。
今回は事前に3時間の停電と分かっていたにも関わらず、こんなに困ってしまい、これがいきなりの停電や、一晩や数日の停電になってしまったら、本当に命に係わると思い怖くなってしまいました。
一応、何か災害などがあった時は、介護が必要な人を優先的に受け入れてくれる施設もあるのですが、そこまで行けるかどうか。。。
ちょっと色々考えさせられる停電の経験でした。