陶芸をやっている友人が「香炉」を作ってくれました。
「香炉」とは香道で香木を炷き”香りを聞く”ための器です。
香道では香りを”嗅ぐ”のではなく”聞く”と言い、香りをかぐ動作を「聞香(もんこう)」と言います。

温めた灰の中に火を起こした「炭団(たどん)」という小さな炭を入れ、その上に「銀葉」という雲母
で出来た小さな板を乗せ、その上に小さな香木を乗せます。
香木はそのままではほとんど香りがしませんが、炭団の熱で温めることで、ようやくほんのりと香
りが立ち上ってきます。
香木を乗せるための灰は、流派によって筋の付け方が違うのですが、私が習っている「志野流」
ではこのように5面に筋を切ります。

かれこれ6年ほどお稽古に通っているのですが、いまだに所作を覚えることができず、まだまだ初心者レベルの私(^^;)
ようやく灰の筋を切れるようになったのですが、いまだに一人で炭団の火を起こすことができないので、自宅で香りを焚くことができません。。。
せっかくMy香炉を作ってもらったので、今度は家でも炭団の火を起こして香りを焚くところまでやってみたいと思います。
たまいさん、素敵な香炉を作ってくれて、ありがとう(*^-^*)