常在菌の大切さ♡再アップ

全ての人の体内や皮膚の表面に存在する「常在菌」。

「菌」という名前のおかげで、今のご時世では目の敵にされそうですが、「常在菌」は人間が生命を維持するために無くてはならないとても大切なものです。


2022.02.18 追記

お肌にとってとても大切な「常在菌」。

(意味のない)殺菌や消毒をすることでお肌のバリア機能が破壊され、お肌がボロボロになっている方はいませんか?

私は以前から、手を「殺菌・消毒」するという風潮に、とても疑問を持っています。

「手指」だけを消毒しても、その次の瞬間着ている服やスマホを触ってしまえば「殺菌・消毒」をした意味はないと思います。

もちろん「清潔」は大切だと思います。

ただ「清潔」以上の「殺菌・消毒」を生身の人間の肌にすることは百害あって一利なしと思っています。

お肌の大切なバリア機能である「常在菌」の大切さについて、昨年書いた記事ですが再度アップしたいと思います。

コロナ騒動について今まで分かっていることなどについても追記していますので、よろしければご覧くださいね。


皮膚の常在菌について改めて調べたので覚書としてまとめてみました。

人体で最大の臓器と言われる皮膚には、多くの常在菌が存在し外的刺激から私たちを守る働きをしています。

代表的な3つの常在菌「表皮ブドウ球菌」「アクネ桿菌(かんきん)」「黄色ブドウ球菌」はそれぞれがバランスを保ちながら存在していますが、このバランスが崩れると皮膚のバリア機能が壊れ、お肌のトラブルや皮膚炎、感染症を起こしてしまいます。

表皮ブドウ球菌


表皮ブドウ球菌は汗や皮脂を餌にグリセリンや脂肪酸を作り出します。
脂肪酸は肌を”弱酸性”に保ち抗菌ペプチドを作り出すことで、黄色ブドウ球菌の増殖を防ぎます。またグリセリンは、皮膚のバリア機能を保つ役割があります

アクネ桿菌


皮脂を餌にプロピオン酸や脂肪酸を作り出すことで皮膚表面を”弱酸性”に保ち、皮膚に付着する病原性の強い細菌の増殖を抑える役割を担っています。
皮脂の過剰な分泌や毛穴のつまりなどにより増殖するとニキビの原因となります。

黄色ブドウ球菌


存在しているだけでは問題がありませんが、ブドウ球菌の中では病原性が高いため皮膚が”アルカリ性”に傾くと増殖して皮膚炎などを引き起こします。

一見するとこの黄色ブドウ球菌はいない方が良いように思われますが、それぞれの菌が絶妙なバランスを保ち存在することで皮膚のバリア機能が維持されているのだと思います。

このように、これらの「常在菌と上手に共存すること」がお肌のトラブルを防ぐ大前提となります。

特に皮膚のバリア機能を担う「表皮ブドウ球菌」を減らさないこと。

そのためには過度の洗浄、洗顔は禁物。

また洗い過ぎによりお肌が乾燥すると、大切な表皮ブドウ球菌が住みにくくなり、皮膚はアルカリ性に傾き、結果的に黄色ブドウ球菌や真菌が増殖し皮膚の炎症や水虫などが発症することにもなります。

こちらの記事を参考にさせていただきました。

皮膚の常在細菌について 東京医療保険大学大学院 医療保健学研究科 吉田 理香

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今の世の中はひたすら「殺菌・消毒」を訴えています。

私はこの風潮にものすごーーーーーく違和感を感じていて、日常生活の中での手指のアルコール消毒は百害あって一利なしとも思っています。

本気で殺菌・消毒したいのなら手指の消毒ではなく、着ている服を全部脱いで全身消毒して殺菌済みの服に着替えないと意味がないと思うのですが。。。

決して手を洗わないことをすすめているのではありません。

ただ「清潔」と「殺菌・消毒」は全く別のものだと思っています。

人を不快にさせないように、そして自分が心地よくいられるように「清潔」はとても大事だと思います。

それも常識の範囲内でのこと。

常在菌の大切さを知れば、手指の「殺菌・消毒」は感染予防よりも免疫力を低下させる行為ではないかと思うのですが。。。皆さんはどう思われますか?

Esthétique 香り庵 美癒 では、お客様に来店時におしぼりをご用意していますが、ご要望があればアルコールティッシュもご用意しています。

こちらから手のアルコール消毒などはお願いしていませんので、これらの対応にご理解いただけるお客様にいらしていただけると嬉しいです♡

私の個人的なスタンスはこちらの過去記事をご覧下さいね。

コロナパニックに思うこと

新しい生活様式に思うこと【追記あり】

追記:アメブロに載せた記事もよろしければご覧ください。

数字のからくり

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