台風19号の爪痕

長野市の千曲川の堤防が決壊し、沿岸の地域が浸水してしまいました。

とても残念なことに、私のいとこ家族も被災してしまいまい、現在我が家に身を寄せています。

早めに避難していたので、家族はみな無事ですが、家もお店もりんご畑も浸水。

ただ、家の2階には水が入らなかったのが不幸中の幸いでした。

昨日近くまで行ったのですが、水は引いていましたが、 手付かずの瓦礫やゴミ、泥をかぶった家財道具が歩道に出されていたり、泥だらけで作業をしている多くの人などを見て、起きてしまったことの大きさを実感しました。

ところがその場所を少し離れ、何の被害もなかった場所は、いつも通りの日常。

そのギャップが怖いくらいでした。

テレビでは、何度も「ボランティアが足りません」と言っています。

もちろんボランティアの方に来ていただけることはありがたいことなのですが、もっと公的な支援はないのか?と疑問に思ってしまいます。

今回被災した地域は、比較的年配の方の多い地域。

自力での泥出しや、水を吸ってものすごく重くなってしまった畳を上げたり、使えなくなった電化製品を運び出すなど、本当にきつい作業だと思います。

助けたいという思いで集まって下さったボランティアの方々も、まだ混乱している状況でケガでもされたら大変です。

もっと日頃訓練を重ねている自衛隊の皆さんの支援は受けられないのかと思うのですが、日本各地でも災害が続き手が足りないのでしょうか?

台風のあと、日増しに気温が下がっています。

体育館などの避難所にもまだ多くの人がいらっしゃるようで体調が心配です。

テレビでは「毛布をもらえて助かった」とか「段ボールのベッドを作ってもらってありがたい」という声を伝えていましたが、日本の災害対策の未熟さを改めて感じてしまいます。

先日ご紹介した「スフィア基準」。

国会でも元自由党の森裕子議員が、防災担当大臣に「スフィア基準」について質問していましたが、防災担当大臣はまだ聞かれていない次の質問の答えを読んでしまったりと、非常に残念な答弁をしていました。

結局「今後検討いたします」とのこと。

何度も大きな災害を経験しても、その経験が生かされないこの国。

本当に悲しいです。

もっと多くの人がこのままではいけないと気づき、人の命や生活を大切にしてくれる国に変われるよう願わずにはいられません。

。。。重い話でごめんなさい(^^;)

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