介護生活♡痰の吸引

この記事は「痰(たん)」について書いていますので、興味のある方だけご覧くださいね。

父が肺炎で入院していた時は、体力がなく自力で痰を出すことができませんでした。

そのため看護師さんに細い管(カテーテル)を使って吸引してもらっていました。

鼻または口からカテーテルを入れ気管の奥から、溜まっている痰を吸引します。

普通に健康な人ならば、エヘン!とやれば簡単に出せるのですが、体力が弱っていると自力で出すことができず、いつまでもゼロゼロしていてこのまま息ができなくなってしまうのでは…と心配になるほどでした。

肺が炎症を起こしている間は、取っても取っても痰が出てきます(泣)

結局、肺炎の症状は何とか良くなり退院の予定が決まっても、なかなか痰を自力で出す体力までは復活できませんでした。

そこで、自宅でも痰の吸引ができるように「痰吸引器」も購入することになりました。

本来、痰の吸引は医療行為なので医師や看護師さんでなければできませんが、例外的に家族なら許されるようです。

退院に向けてこの痰の吸引についても、看護師さんから教えていただくことになりました。

気管の奥までカテーテルを入れるので少し怖いのですが、実際に父を練習台にして何とかコツをつかめるまでになりました。(お父さん、ごめんなさい)

痰の吸引についてネットで検索したところ、「痰の吸引を家族でやるように言われました。どのようにやればよいのでしょうか?」という質問もありました。

いきなりやってくださいと言われても、本当に困ると思います。

私は看護師さんに直接教えてもらえたので良かったのですが、説明を読んだだけではできないと思います(泣)

退院からしばらくは、吸引器は大活躍でした。

ただ。。。。父が元気になってくると、吸引を嫌がるようになり、口からカテーテルを入れると噛んでしまい、鼻から入れると手で引き抜こうとするようになりました(^^;)

でも抵抗できるだけ元気になったのは嬉しいことです。

今では自分で痰を出せるまでになったので、吸引器を使うことはほとんどありませんが、私としてはとても勉強になりました。

このような話を書くのは戸惑ったのですが、もしどなたかの参考になればと思い書いてみました。

読んでいただきありがとうございました。